いわゆる「5月病」の季節に入ろうとしています。
5月病は、医学的には「適応障がい」「抑うつ状態」と診断されます。
これは精神的または身体的なストレスや疲れによって心身に大きな負荷がかかり、脳がうまく働かなくなった状態のことを指すようです。
この状態に陥ってしまう原因として、「頑張り過ぎ」が挙げられます。
新年度だから頑張ろう!、というポジティブな気持ちから、だんだんと小さな無理が積み重なり、「5月病」になってしまうと考えられます。
今回は、【シリーズ 自己と向き合う】として
WRAPファシリテーターの方と一緒に「WRAP」をつかって自分のトリセツを作ってみませんか?
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「WRAP」とは
端的に説明すると、「自分のトリセツを作る手法」です。
精神疾患に苦しんだ経験をもとに、メアリー・エレン・コープランド氏が編み出した自己管理ツールのことです。
自己理解をベースに自身の体調やコンディションに合わせた対処法を自分で練り上げて実行していきます。
WRAPの全体像は以下の画像の通りです。
まずは、自分が元気になるきっかけの「元気に役立つ道具箱」をみんなで出していきます。
それを自身の体調曲線と照らし合わせて配置していくイメージです。
そんな「WRAP」をまずは体験してみるゆるやかな場をつくらせていただきます。
そして、今回は「一般社団法人 北海道ピアサポート協会」のご協力をいただきました。
WRAPを作るサポートをしてくださるWRAPファシリテーターの方と一緒に、お菓子を食べながら自分だけのトリセツを作ってみませんか?
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【ばしょ】SAPPORO Incubation Hub DRIVE イベントスペース(https://sih-d.jp/)
【とき】5月7日(日)13:00-18:00
【おかね】大人:¥1000 学生:¥500
【ないよう】WRAPで自分だけのトリセツを作る
【もうしこみ】https://manabinotomarigi-01.peatix.com/
協力:一般社団法人 北海道ピアサポート協会
共催:SAPPORO Incubation Hub DRIVE
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【主催者】
神門崇晶(かんどたかあき) / 小樽商科大学4年生(休学中)
2000年札幌生まれ。自身が双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)の当事者であり2022年に症状が悪化し通院を開始。
療養中、「精神疾患は個性」と開き直り自分と向き合い始める。
その中で、深刻化する前に自分の特徴や予兆を理解し、予防策を立てて対処することが精神疾患と付き合っていく治療方法の1つではないかと思い立ち当プロジェクトを企画・立案。
小町谷健彦(こまちやたけひこ) / 株式会社fuchi代表 / Film Producer / ドキュメンタリー製作 / アーティスト支援
1985年札幌生まれ。福祉分野の取材や製作を10年ほど前から行なっている。
高校生の時にうつ病を発症してから、その後2度の発症をへて現在に至る。
作家やクリエイターとの関わりの中で、精神的なケアについての相談を受けることも多く、身近なところから一緒に学んだり、理解し合う場が必要と感じて神門さんと共に当プロジェクトを企画・立案。
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【まなびのとまり木とは?】
「自己認識とメンタルヘルスを学ぶ場」です。
生涯のうち5人に1人が精神疾患にかかり、そのうちの75%が25歳までに発症するという研究結果があります。精神疾患は特別な病気ではなくだれもがかかりうる身近な病気です。実際、日本においては2002年から2022年 にかけて患者数は約2倍に増加しています。
しかし、「精神疾患は珍しい病気で自分はかからないし、周りにもいないだろう」という考えをもつ方が多いことは事実です。また、治療のために病院に通い始める頃には症状が深刻化しており、復帰までには多くの時間とお金を費やすというケースが通例です。症状が軽症化してからも、人生における長い期間を精神疾患と付き合っていくことが求められます。
このような現状において私たちは、自己認識とまなびが最良な予防法の1つなのではないか、と考えています。
日々の喧騒から抜け出して、「とまり木」でたまに休みながら誰かと共に「まなぶ」ことは長い人生の中でとても大事なことだと信じています。
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