「メディアアーツという言葉から、どんなコト・モノが思い浮かびますか?アートという言葉、自分には遠いなと感じていませんか?」
2013年、札幌市が「ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)メディアアーツ都市」に加盟してから、ちょうど10年の月日(2023年時点)が経ちました。あなたは、「メディアアーツ」という言葉から、どんなコトやモノを思い浮かべますか?
「メディアアーツ」とは、もともとコンピューターや電子機器といった新しいテクノロジーを利用するアートを総称する言葉。たとえば、地下歩行空間でのデジタルサイネージは、市民のクリエイティブな活動を広く発信する場所として親しまれています。
さらに札幌市ではUCCN加盟時にその解釈を広げ、都市そのものを人々の創造性の交差するメディアと位置付け、都市を表現や発信の場とする創造性の高いプロジェクトの創出・推進を図ってきました。今回で4回目を迎える札幌国際芸術祭(SIAF:サイアフ)や、2016年からスタートしたNoMapsも、創造都市さっぽろの文脈と深く結びついているイベントです。
当講演会では、NoMaps事務局長の廣瀬 岳史さんをモデレーターに、世界的な音楽コンテンツである初音ミクを誕生させたクリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役の伊藤 博之さんと、創造都市さっぽろ、札幌国際芸術祭の立ち上げに尽力されてきた美術家の端 聡さんによる、トークショーと交流会を開催します。
「創造都市さっぽろ」と「メディアアーツシティ」のルーツを聞きながら、北海道や札幌の、未来の可能性をフラットに語り合う場をつくります。ぜひ、どなたでも気兼ねなくご参加ください。
年代・性別を問わず、会社員、経営者、フリーランス、誰でも大歓迎です!
\こんな人にオススメです!/
・クリエイティブな場づくりやまちづくりに関心がある
・「メディアアーツ」という言葉になんとなく惹かれる
・官民連携の企画づくりの話を聞いてみたい
・とにかく札幌や北海道が好きで、生活を楽しみたい
・なにかしらの新しいアイデアを生み出すヒントがほしい
札幌や、日々の生活を、もっといきいきと楽しむために。
みなさまとお会いできることを心よりお待ちしております。
【イベント概要】
日時:2024年2月3日(土) 18:00~21:00(受付 18:45)
場所:SAPPORO Incubation Hub DRIVE カフェスペース
参加費:大人3,000円(税込) 学生 1,500円(税込)
【申し込み】
下記申し込みフォームからご応募ください。
https://drive240203.peatix.com/view
【タイムスケジュール】
18:00~19:30 創造都市のあり方をともに考えるトークセッション
19:30~20:00 対話
20:00~21:00 フリータイム(交流会)
【登壇者】
■ゲスト
端 聡(HATA Satoshi)
CAI現代芸術研究所ディレクター/美術家
1960年北海道岩見沢市生まれ。札幌市在住。札幌を拠点に活動する美術家。CAI現代芸術研究所、500m美術館などを運営。1995年ドイツ学術交流会DAADの助成によりドイツに滞在して以降、国内外で多数の個展、グループ展で発表。SIAF2014では地域ディレクターとして企画に加わる。主な展覧会として、「ブダペスト国際彫刻絵画ビエンナーレ’96」(Vigado Galleryほか3会場、ハンガリー、1996年)、「VOCA展’96ー現代美術の展望・新しい平面の作家達ー」(上野の森美術館、1996年)、「Anstiftung zu einer neuen Wahrnehmung」(ブレーメンヴェーザーベルグ現代美術館、ドイツ、2001年)、「グローバル・プレイヤーズー日本とドイツの現代アーティスト」(Ludwig Forum美術館、ドイツ、2006年)、「鏡面-中日現代美術交流展-」(Renke Arts Center、中国、2012年)、「GNG HOKKAIDO 2014 光州・北海道特別交流展」(光州国立博物館、韓国、2014年)、あいちトリエンナーレ2016など。2004年札幌文化奨励賞、2012年北海道文化奨励賞を受賞。
伊藤 博之(ITO Hiroyuki)
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役
北海道大学に勤務の後、1995年7月札幌市内にてクリプトン・フューチャー・メディア株式会社を設立。世界各国に100数社の提携先を持ち、3000万件以上のサウンドコンテンツは世界でも最大級。DTMソフトウエア、音楽配信アグリゲーター、3DCG技術など、音を発想源としたサービス構築・技術開発を日々進めている。「初音ミク」の開発会社としても知られている。北海学園大学経済卒。NoMaps実行委員長、北海道情報大学客員教授も兼任。2013年に藍綬褒章を受章。
■モデレーター
廣瀬 岳史(HIROSE Takeshi)
NoMaps実行委員会事務局長
大学卒業後、民間企業を経て民間シンクタンクに入社。以降10年に渡り、道内自治体の政策立案や地域活性化事業の運営等に従事。その後、現場により近いまちづくり系の会社に籍を移して、地域活性化や地域人材育成事業の企画・運営などに携わる。2016年、NoMapsの前身の一つである札幌国際短編映画祭関連の調査業務に携わったことを契機に、NoMapsに立上げから参画し、産官学の多様な主体が関わる事業の調整役を担う。2017年4月より現職。
【企画/運営】
Natte(MIKI Natsumi)
Sapporo School of The Arts(旧・札幌市立高専)インダストリアルデザイン・建築科を卒業後、舞台・壁画・ブランディングなど、アートとデザインの両視点から北海道を拠点に地域に根づいた活動をしている。 2013年より個人事業主。勇払郡厚真町から森の仕事と生活を繋ぐ一般社団法人ATSUMANOKI96理事。大人座やSapporo Incubation Hub DRIVEの壁画を制作。2019年札幌芸術劇場hitaru「PRIMITIVE」にダンサー出演。2022年ロゴ・ サインデザイン・壁画を担当した「pres de la mer」が、グッドデザイン賞を受賞。2023年アート展「アルス?¿テクネ展覧会in千歳【 hue 】(色相,ヒュー)」を千歳科学技術大学教授の青木広宙、音楽家monqdesignらと開催。
中野智文(NAKANO Chifumi)
SAPPORO Incubation Hub DRIVE
1997年埼玉県生まれ。豊田高専建築学科を卒業後、札幌市立大学デザイン学部に編入。現在、大学院を休学しフリーランスとして活動。18歳でフィンランドに留学をし、建築×コミュニティデザインに興味をもつ。市立大の卒業研究では、子どもの放課後の場づくりとコミュニティ通貨の運用をし、論文部門で優秀賞を受賞。NoMaps EDU2022では空間プロデュースを担当。DRIVEでCommunity Staffを経験し、もっとDRIVEを北海道にとって面白い出会いのきっかけの場にしたいとの想いで2023年1月からコミュニティマネージャー。
五十嵐 慎一郎(IGARASHI Shinichiro)
株式会社大人 代表
1983年小樽市生まれ。札幌南高校卒業、東京大学建築学科卒。不動産ベンチャーに入社し、銀座のコワーキングスペースtheSNACKのプロデュース兼運営を機に、2016年、株式会社大人を設立。不動産・建築やイベント・新規事業の企画やプロデュース・デザインを行う。2017年、北海道の自然をクリエイティブに楽しむブランド「LANDRESS」を立ち上げる。「札幌移住計画」、「北海道移住ドラフト会議」主催。2020年北海道新聞社と北海道最大級のコワーキングスペース「SAPPORO Incubation Hub DRIVE」をスタート。 2021年北海道積丹町のまちづくり会社「㈱SHAKOTAN GO」を立ち上げ、温泉の再生に取り組む。2022年より「㈱COMMONS FUN」社外取締役。都市型スタートアップフェス「NoMaps」の総合プロデューサーに就任。