INTERVIEWS

2021/09/01

北海道エリア特化型シードVC を立ち上げた 株式会社POLAR SHORTCUT に聞く DRIVE 活用事例

大久保さん

​​SAPPORO Incubation Hub DRIVE には多様な働き方をしている方々が同居しております。今回は 「DRIVE ができるから札幌に来たと言っても過言ではないですよ。」と公言いただいている 株式会社POLAR SHORTCUT 代表取締役 CEO 大久保 徳彦さんが どのようにDRIVE を活用しているのか。DRIVE Community Staff 鈴木うららが話を伺いました。

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株式会社POLAR SHORTCUT 代表取締役 大久保 徳彦

北海道帯広市出身。慶應義塾大学を卒業後、新卒でソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)に入社し、プロジェクトリーダーとして多くの新商品企画や新規事業推進プロジェクトに従事。その後、動画制作のスタートアップ企業 Crevo株式会社にて、経営企画・人事・財務・新規事業開発領域をNo.2として統括。2020年4月に札幌へ拠点を移し、北海道の成長産業・ベンチャー支援をテーマとして株式会社POLAR SHORTCUTを創業。2021年4月にベンチャーキャピタルファンドを組成。

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—— 御社の事業内容について、どのようなことをされているか教えてください!

株式会社POLAR SHORTCUT の仕事としては大きく2つやっています。

1つは、北海道のスタートアップ、ベンチャー企業に投資する、POLAR SHORTCUT 1号ファンド という投資ファンド、もう1つは北海道のスタートアップベンチャーを増やす、起業家育成みたいな仕事をしていてそれが Spread というプロジェクトです。

POLAR SHORTCUT 1号ファンドは4月末に情報公開、Spread は6月末に情報公開しました。

—— SAPPORO Incubation Hub DRIVE (以下、DRIVE ) への入居背景について教えてください!

まず、去年(2020年)の6月からDRIVE に入っています。DRIVE の公式オープンは7月でしたが、プレオープンとしてシェアオフィス会員のみ6月から入れたんです。実はもともとシェアオフィスメンバーだったんですよ、今は解約してコワーキングメンバーですが。なのでDRIVE の初期メンバーです。

DRIVE ができるから札幌に来たと言っても過言ではないですよ。笑

札幌に来たのが2020年の4月なんですが、その1年くらい前から、札幌に興味がありました。2019年の夏に、はじめてここの北海道新聞社本社に、藤間さん (DRIVE 代表 兼 Founder ) を訪ねにいったんですよ。そのときは 株式会社D2 Garage (北海道新聞社とデジタルガレージの合弁会社) のお問い合わせ窓口にメールして、「話聞いてほしいです」って。そしたら藤間さんがいて、2020年の4月から DRIVE というコワーキングスペースつくりますよ、と言われたので、2020年の4月に戻ってこようと決めてたんですよ。でも、戻ってきたら、コロナでDRIVE オープン延期します。って言われました。笑

今、他のコワーキングスペースも利用しているんですが、基本的に DRIVE で仕事していて、週3.5〜4日くらいは DRIVE にいます。

—— DRIVE は大久保さんにとってどのような場所ですか?

雑談相手がいる場所ですかね。笑

要は、僕の仕事って基本的に、全部オンラインでやろうと思えばできるんですよ。だからコワーキングを借りなくても、家である程度はできるんです。でも、やっぱり一人で仕事してると寂しいじゃないですか。だったらコワーキングスペースとかに来たいなあ、と思っていたんです。

DRIVE って他のコワーキングスペースとかと比べると、こじんまりしていて、人と人との距離が非常に近いコワーキングスペースなんですよね。だから会話がすごいうまれやすいタイプの設計になっていると思っているんです。

僕の場合は、基本的に、人と話したい欲求で、コワーキングを借りているから、DRIVE っていいなあと思っています。

—— DRIVE での “雑談” がプロジェクトや仕事などに発展することもありますか?

そうですね、北海道のスタートアップベンチャーを増やす、起業家育成 をするプロジェクト Spread は DRIVE で種市君 (種市 慎太郎 IRENKA KOTAN合同会社 代表社員)と雑談しながら生まれたプロジェクトですね。もともと雑談をしているなかで仲良くなるじゃないですか。種市君が考えていることや、やりたいことを話していて、その中で、僕がやりたいことと合いそうだなと思ったから、僕からこういうことやらない?って彼に持ちかけてやることになりました。2月とか3月にちらっと話して、本格的に動き始めたのは4月。まだ動きとしては2か月くらいですね。

札幌解体新書 というプロジェクトも僕今メインのメンバーで入ってるんですけど、それも、DRIVEのカフェスペースで「歴史学びたくない?」って誘われたところからスタートしてるんですよ。笑「じゃあ一緒にやろうよ」って。笑 確か年末くらいに言われて、1月くらいに一回打ち合わせをして、スタートしました。

僕って、北海道のベンチャー企業を支援するような仕事をしてるじゃないですか。そうすると、似たようなことをしている人と、うまく情報連携をしていったほうがよくて、DRIVE には 株式会社D2 Garage が入ってるし、札幌市の人とかもたまに来るんですよ。会って話したり、情報交換ができたりするから。そうすると、「大久保さんこれやってくれないですか?」 みたいな仕事の相談とかもくるんですよね。

仲が良いから呼びやすい、みたいなのあるじゃないですか。笑 DRIVE は仕事の面でもそういう繋がりができるのがいいですね。

あとは、プロジェクトではありませんが、DRIVE 会員のデザイナーの方やスタッフと一緒に3泊4日でえりも町 (北海道最南端 襟裳岬がある町)に遊びに行ったりしましたね。

DRIVE の良いところは、会員とかスタッフとか、いる人とふつうに飲みにいったりできるところかなって。そういったゆるいつながりができるのいいなあって思いますね。

そんな感じで仲良くなれる。笑 DRIVE はビジネス的な感じよりも、もう家みたいな。笑

—— 外部の方とのミーティングでもよくDRIVE を利用してくださっていますよね。

立地が 地下鉄 大通駅 すぐ、というのがすごくいいな、と思っています。

特に、東京とかから人が来たときって、基本的に夕方に会ってそのまま、ススキノ (札幌市内の繁華街) に飲みに行くんですけど、その一連の動線がいい。東京から来る人って基本大通り周辺にホテル構えているから人の呼びやすさという点でDRIVE はいいですね。

普段の仕事においても、例えば大手の会社の人と会うってなったとき、それらの企業の札幌支社がほとんど北海道新聞社の徒歩10分圏内にあるんですよ。こちらから出向くときにも、歩いて5分くらいなんです。そうすると、ここを拠点にしたほうが、移動はしやすいですね。相手がこちらに出向いてくださるときにも、向こうとしてもそんなに負担なくこれるっていう。

仕事としても非常に使い勝手がよいですね。

あと細かいところをいうと、飲み物が全部無料なのが嬉しいですね。笑

—— DRIVE に1年いて変わったことはありますか?

仲良い人が増えて、より過ごしやすくなりました。笑 いなくなってしまう人もいるけど…。

世の中の状況もあるのでイベントが減ったり、スタッフが変わったりしているけれど、そんなに大きな変化はないように思えますね。

—— 今後のDRIVE に期待することはなんですか?

投資の件で話を聞きたいと言っていただける方とは、オンラインで話すこともありますが、DRIVE でお会いすることもあります。DRIVE にいる方達の空気感を感じることでより気持ちにアクセルを踏んでくれたらいいなと思っています。なのでどんどんおもしろい人をDRIVE に集めて欲しいです!笑

—— ありがとうございました!引き続きよろしくお願いします!